補正レンズのテスト
                   2015年1月24日 舟越 和己
1.使用機器
 ・使用望遠鏡:16インチ f/4.5 ドブソニアン
 ・使用アイピース:ナグラ-7mm
 →倍率:約250倍

2.テスト方法
 ・上記1.の望遠鏡と倍率で明るい1等星(プロキオン)の焦点内外像を
  補正レンズ無、有で比較する。

3.補正レンズ未使用の場合
 焦点外像の概略スケッチは下記。焦点内像もこれとほぼ同じに見えた;
 
 →冬の季節なのでシーイングが良くなく像の外周は毛羽立って常に揺らいでいるが
  同心円上の多数の細かいリングが良く見える。副鏡の影の中央には小さな明るい
  斑点(ポワッソン・ポイント)が見える。ポワッソン・ポイントは焦点内像の方がやや
  明るい。焦点内像と焦点外像がほぼ同じなので光学的にはλ/8はあるように思わ
  れる。

4.補正レンズ使用の場合
 アイピースと補正レンズ間の距離を長くとるために、下記のように補正レンズを紙の筒
 で巻いてdrawtubeの先に付けてテストした。このときのアイピース先端と補正レンズ間の
 距離は約10cm;
 

 

 補正レンズを付けたときの焦点像は下記;
 

 補正レンズを付けたときの焦点内外像は下記;
 
 →補正レンズを付けるとかなり強い過修正となる。