Questar7とAPQ150/1200の比較(見え方など)
QuestarとAPQの見え方の比較については過去に纏めたことがあります;
APQ100/640とQuestar3.5の比較(見え方など)
→「この中でQuestar3.5にミラーシフトがあることを書いていますが、
Questar7についてはミラーシフトは全くありません。
Questar7と6インチアポ屈折の見え方の比較についてはCloudy Nightsの下記
スレッドにいろいろな6インチから7インチアポ屈折との比較が述べられています;
Has anyone ever compared the Q7 with a 6" APO
(6/19追記)「Questar7は6インチのアポクロマート屈折と同等の集光力があり、
7インチのアポとほぼ同等の分解能を持っています。(Company7のHPより)」
そこでここでは、Questar7とAPQ150/1200について見え方の比較を(まだ始めた
ばかりですが)記録していきたいと思います。
■Questar7とAPQ150/1200の見え方比較2(2025年7月30日) NEW
天気が良くなるというので小山ダムに行き、APQ150/1200とクエスター7を2台並べて
複数人(5人)で天体の見え方を比較しました。

以下は比較結果です;
比較1:アンタレス伴星
APQ150/1200はテレビューのナグラーズーム5mm使用(240倍)、
クエスター7はナグラータイプ7 9mm使用(260倍)
→どちらも伴星が良く見えたがクエスター7の方が主星のチラつきが少なく見易かった。
伴星の色はどちらも白に見えた。
比較2:いて座の球状星団M22
APQ150/1200はナグラータイプ7 9mm使用(130倍)、
クエスター7はAPM UF24mm使用(100倍)
→APQ150とナグラーで見る球状星団は星団の中央まで星の分解して素晴らしい眺め。
大口径のドブソニアンで見る球状星団のような迫力有り。クエスター7の方も良く見えているが
全体的に少し暗い。
比較3:散開星団M11
APQ150/1200はナグラータイプ7 9mm使用(130倍)、
クエスター7はAPM UF24mm使用(100倍)
→星団の細かい星まで分解して星像も針を突いたようにシャープで非常に美しい。クエスター7も
これに近い見え方でした。
比較4:M27
APQ150/1200はナグラータイプ7 9mm使用(130倍)、
クエスター7はAPM UF24mm使用(100倍
→どちらも良く見えたがAPQ150の方が見え方が良いという人の方が多かった。
比較5:土星
APQ150/1200はテレビューのナグラーズーム5mm使用(240倍)、
クエスター7はナグラータイプ7 9mm使用(260倍)
→見え方の差は殆どなく、どちらも細い輪がカミソリのように見えて非常に美しい像でした。
両方の見え方を比較したのは以上です。その後は個別に別の天体を見ました。
両方を見比べての結論は、月や土星はAPQ150とクエスター7に見え方の際は殆どなし。
二重星のアンタレス伴星はクエスター7の方が見易かった。球状星団、散開星団、惑星状星雲
についてはAPQ150の方が見え方が良いという人が多かった(但し、その差は小さい)。
今回の結論としては、APQ150/1200とクエスター7の見え方はの差は少なくどちらも良く見える
ということになりました(クエスター7の見え方は6インチアポと同等)。
■Questar7とAPQ150/1200の見え方比較1(2025年6月5,7日)
この日は「星の村天文台祭り」の前日及び二日目でした。望遠鏡2台と大型テントと荷物は
多くなりましたが何とか車に入りました。
テントの横に2つの望遠鏡を並べて、主に月齢7〜8の月面を倍率200倍と240倍(注)でside by sideで
見比べました(月が明るいので星雲・星団の比較は難しい)。多くの人に両方を見比べてもらい
ましたが、大部分の人が「どちらも良く見えていてどちらか一方を選ぶのは難しい」という感想でした。
少数ですが、APQ150/1200の方がシャープだという人がいました。また、クエスター7の像を好む
人もいました。
(注)アイピースは、APQ150/1200の方はナグラーズーム6mm(200倍)、クエスター7の方は
ドクターVarioズームアイピース10mm(240倍)でした。
→月面に関しては差異は少ないようです。
今回は月面でしたが今後は他の天体についても見比べようと思います。

↑テント(小川テントのMignon R(ミニオン R))とAPQ150, Questar7
QuestarとAPQの見え方の比較については過去に纏めたことがあります;
APQ100/640とQuestar3.5の比較(見え方など)
→「この中でQuestar3.5にミラーシフトがあることを書いていますが、
Questar7についてはミラーシフトは全くありません。
Questar7と6インチアポ屈折の見え方の比較についてはCloudy Nightsの下記
スレッドにいろいろな6インチから7インチアポ屈折との比較が述べられています;
Has anyone ever compared the Q7 with a 6" APO
(6/19追記)「Questar7は6インチのアポクロマート屈折と同等の集光力があり、
7インチのアポとほぼ同等の分解能を持っています。(Company7のHPより)」
そこでここでは、Questar7とAPQ150/1200について見え方の比較を(まだ始めた
ばかりですが)記録していきたいと思います。
■Questar7とAPQ150/1200の見え方比較2(2025年7月30日) NEW
天気が良くなるというので小山ダムに行き、APQ150/1200とクエスター7を2台並べて
複数人(5人)で天体の見え方を比較しました。

以下は比較結果です;
比較1:アンタレス伴星
APQ150/1200はテレビューのナグラーズーム5mm使用(240倍)、
クエスター7はナグラータイプ7 9mm使用(260倍)
→どちらも伴星が良く見えたがクエスター7の方が主星のチラつきが少なく見易かった。
伴星の色はどちらも白に見えた。
比較2:いて座の球状星団M22
APQ150/1200はナグラータイプ7 9mm使用(130倍)、
クエスター7はAPM UF24mm使用(100倍)
→APQ150とナグラーで見る球状星団は星団の中央まで星の分解して素晴らしい眺め。
大口径のドブソニアンで見る球状星団のような迫力有り。クエスター7の方も良く見えているが
全体的に少し暗い。
比較3:散開星団M11
APQ150/1200はナグラータイプ7 9mm使用(130倍)、
クエスター7はAPM UF24mm使用(100倍)
→星団の細かい星まで分解して星像も針を突いたようにシャープで非常に美しい。クエスター7も
これに近い見え方でした。
比較4:M27
APQ150/1200はナグラータイプ7 9mm使用(130倍)、
クエスター7はAPM UF24mm使用(100倍
→どちらも良く見えたがAPQ150の方が見え方が良いという人の方が多かった。
比較5:土星
APQ150/1200はテレビューのナグラーズーム5mm使用(240倍)、
クエスター7はナグラータイプ7 9mm使用(260倍)
→見え方の差は殆どなく、どちらも細い輪がカミソリのように見えて非常に美しい像でした。
両方の見え方を比較したのは以上です。その後は個別に別の天体を見ました。
両方を見比べての結論は、月や土星はAPQ150とクエスター7に見え方の際は殆どなし。
二重星のアンタレス伴星はクエスター7の方が見易かった。球状星団、散開星団、惑星状星雲
についてはAPQ150の方が見え方が良いという人が多かった(但し、その差は小さい)。
今回の結論としては、APQ150/1200とクエスター7の見え方はの差は少なくどちらも良く見える
ということになりました(クエスター7の見え方は6インチアポと同等)。
■Questar7とAPQ150/1200の見え方比較1(2025年6月5,7日)
この日は「星の村天文台祭り」の前日及び二日目でした。望遠鏡2台と大型テントと荷物は
多くなりましたが何とか車に入りました。
テントの横に2つの望遠鏡を並べて、主に月齢7〜8の月面を倍率200倍と240倍(注)でside by sideで
見比べました(月が明るいので星雲・星団の比較は難しい)。多くの人に両方を見比べてもらい
ましたが、大部分の人が「どちらも良く見えていてどちらか一方を選ぶのは難しい」という感想でした。
少数ですが、APQ150/1200の方がシャープだという人がいました。また、クエスター7の像を好む
人もいました。
(注)アイピースは、APQ150/1200の方はナグラーズーム6mm(200倍)、クエスター7の方は
ドクターVarioズームアイピース10mm(240倍)でした。
→月面に関しては差異は少ないようです。
今回は月面でしたが今後は他の天体についても見比べようと思います。

↑テント(小川テントのMignon R(ミニオン R))とAPQ150, Questar7